オゼンピック（GLP-1注射）で始める週1ダイエット習慣

【オゼンピックの効果】

食事のガマンが楽に感じる：食欲が自然とおさえられるので、「つい食べすぎる」ということが少なくなり、無理なく食事量をコントロールしやすくなります。

血糖値が安定しやすい：血糖値が急に上がったり下がったりしにくくなるため、疲れにくくなったり、集中しやすくなる方もいます。

体重が減りやすくなる：食事の調整や軽い運動と組み合わせることで、ダイエット効果がより実感しやすくなります。

【オゼンピックの使い方】

このお薬は「自己注射」で使います。はじめは少し不安に感じる方もいらっしゃいますが、正しい手順で行えばご自宅でも安全に注射できます。

＜注射の手順＞

1. 注射する場所を決めます：お腹（おへそから指2本分以上はなれた場所）、太もも、または上腕（二の腕）から選びましょう。
2. 注射する場所をきれいにします：アルコール綿などで、注射する部分をやさしく消毒します。
3. 注射針をペンに取り付けます：新しい注射針をしっかりと取り付けてください。
4. 薬の状態を確認します：液体が透明で、濁りや粒がないかを確認しましょう。
5. 中の空気を抜きます：注射前にペンの空気をしっかり抜きます。
6. 皮膚をつまみます：注射する場所の皮膚をやさしくつまみます。
7. 注射します：針を垂直に刺し、ペンのボタンをしっかり押して薬を注入します。
8. 針をゆっくり抜きます：ボタンを押したまま、ゆっくり針を抜いてください。
9. 注射した場所をおさえます：注射のあと、綿などで注射部位をやさしく押さえましょう。

※ご不安な方は、医療機関で注射方法を教えてもらったうえでご自宅での使用を始めると安心です。

【オゼンピックの主な副作用と注意点】

■ よくある副作用

オゼンピックを使い始めると、以下のような症状が出ることがあります。

・消化器系の症状：吐き気・下痢・便秘・腹痛・嘔吐 など

・その他の症状：頭痛・だるさ・味覚の違和感 など

これらの副作用は、使い続けることで自然とおさまることが多いですが、気になる症状が続く場合は、医師にご相談ください。

■ 使用中の注意点

・脱水に注意：下痢や嘔吐が続くと、水分が失われやすくなります。こまめな水分補給を心がけましょう。

・低血糖のリスク：他の糖尿病薬と併用している方や、食事量が大きく減った場合には、低血糖が起こることがあります。ふらつき、冷や汗、手の震えなどの症状が出たら、すぐに糖分を補給してください。

・急性膵炎（非常にまれ）：突然の激しいお腹の痛みや嘔吐などがあれば、すぐに医療機関を受診してください。

・その他のリスク：甲状腺の腫れ（甲状腺腫）、腎機能の低下、糖尿病性網膜症の悪化

これらの症状が見られた場合も、早めに医師に相談することが大切です。